【5Gと有機EL】SHARP、Samsung、LG......ディスプレイメーカー、伸びるかも。
こんにちは。だんぞーです。
いやあ、5Gですよ、5G。
見えてきましたね。この記事執筆時点が2018年11月。もう1年もすれば日本で商用利用がスタートです。
国内ベンダーの基地局も盛り上がりそうですし。日本にとって、かなり明るい話だと思いますよ。
よく分かんないとか言ってる場合じゃありません。
......いや、実際のところは。
本当に何が変わっていくのか、っていうのは誰にも分かりません。
だって、3Gから4Gに移り変わったとき。
誰も、これだけYoutubeが爆発するとか思ってなかったでしょ。
ぼくは3G時代、ガラケーのPCサイトビュアー(久々にこの単語を見た)にアホほど高いお金を払いながら、小さな画面で動画やWEBサイトを見てました。
それが4Gになったら、パソコン用サイトを定額で好きなだけ見れるようになり。
ギガ数を気にしながらではありますけど、Youtubeを外で好きなときに見たり。
画像を友達と送り合うのだって、考えてみれば3G時代はめちゃくちゃ時間かかったし、今思えば相当荒い待受画面を設定してたりしましたよ。
......そうなんです。
特に映像、画像のコンテンツは、通信の進化に伴って進化し続けてきました。
通信が大容量化すれば、より解像度の高く美しい動画コンテンツが視聴できます。
それに終わらず、世の中の様々な情報がディスプレイ上に表示され(例えばお店の店頭POPとかね)、しかもリアルタイム更新されるような状況になるんじゃないかなあと。
ギガ数を気にするなんて概念ごと無くなるとも言われていますので。
お店に大量展開されたディスプレイ全部に、ことあるごとに生配信でインフォメーションしたりとか。ありえますよね。
うん。
つまり、「画面」の需要は絶対高くなるんですよ。
今の時点で世に出ているサイネージとは比べ物にならないくらい大量の、そして大型、小型問わない様々な「画面」が、日常に溢れる気がします。
......って、ぼくが言う前から大御所の方が言うてるんですけどね......(パクリではない、決して)。
と、いうわけで。
前置きが長くなりましたが。
今回は、現在のモバイル業界で「画面」に一言持っているメーカー各社と、彼らの見せてくれそうな未来を考えてみます。
★目次
- ■そもそもの話。有機ELで世界は溢れると思う。
- ■SHARP:日本期待の星。有機ELの国内量産は救国の英雄か。
- ■Samsung:折り曲げられるディスプレイ。強い。強い。
- ■LG:大型パネルに強みあり。迫力なら任せろと。
- ■最後に。
■そもそもの話。有機ELで世界は溢れると思う。
有機EL。
従来型の「液晶」と比べて
・薄い
・軽い
・キレイ
・省電力
・レスポンス速し
と、メリットだらけの超優良児です。
デメリットは
・劣化が早い(”焼付き”が発生する)
・しかも修復出来ない(素子の劣化が焼付きの要因なので、取っ替えないとダメ)
・まだまだコストがかかる
といったところ。
しかしまあ。
メリットがめちゃくちゃ多いので、恐らく今後は有機ELで溢れることでしょう。
モバイル端末も、時間はかかりましたが今や相当な数のメーカーが有機EL搭載機販売しています。
必然的に、有機ELを得意分野とするメーカーが、今後伸びるんだろうと予想されますね。
■SHARP:日本期待の星。 有機ELの国内量産は救国の英雄か。
有機ELの国内量産、しかも製品化は初めてです。
SHARPがやってくれました。
これ、めちゃくちゃ明るいニュースですよね。
いままで有機ELって、韓国メーカーが独占してましたから。
しかも、「操作性」を損ねず、「曲げる」ところまで技術が進んでます。エグいです。
ディスプレイの大御所として、復活の狼煙が上がったような印象です。
さて、ひとまずはめでたく量産体制に入ることが出来たSHARP。
しかも、SHARP自身としては。
ディスプレイを自社製造できるとなれば、製造コストをグッと下げられる。他メーカー向けのディスプレイ出荷で、新たな収益源も確保出来る。
=端末価格を下げられる。
特に日本市場はまだまだ”国内製”への需要が大きいですからね。
ディスプレイまで全部日本で作りました!!なんていう安めのハイエンドモデルが出たら、ウケそう。
これで世界的メーカーにでもなったら、面白いですねー。
■Samsung:折り曲げられるディスプレイ。強い。強い。
最近のSamsungといえば、もうやっぱコレよ。
手元のディスプレイの大きさが、変幻自在に変わる。
携帯電話として。タブレットとして。
三つ折り、四つ折りとか出来るようになったら、さらに大きな画面すら手元に収まるんでしょうか。
そしたらもうテレビもモニターも、少なくとも個人で持つ意味って無くなりますよね。
既に携帯電話があればテレビ見られるし、パソコンと同等のことはわりと出来ちゃうし。
で、5Gともなれば。
大きな解像度の映像を遅延なく見られるわけですから。
要は、「デバイスの形」に制約を受けていたコンテンツが、一気に世に解き放たれ、持ち運び出来るようになり。
んで、個人の手元で見られるわけですね。
こりゃヤバいぞ。
真の意味で「自由」なデバイスの登場。
これだけで全てが変わる気がしますね。
■LG:大型パネルに強みあり。迫力なら任せろと。
LGといえば、たとえばこんなの。
既に商用利用されている例としてはこんなのも。
LGの得意分野は、なんといっても大型有機ELです。
LGはこれからも、デカいディスプレイ界隈で、主にB to Bの商用利用で強みを発揮するんでしょうかね。
ってことは、究極。
たとえば、壁一面全部が有機ELの家。
とか有り得そう。
壁に受信アンテナが埋まってて、好きなように壁紙を変える。
部分的にテレビとして使う。
キッチンの壁の一部分だけに、レシピを出す。
5Gとの合わせ技で、こんなの普通に出来そうじゃないですか?
大型有機EL。
ヤバい未来が有り得そう。
■最後に。
クッソ長い記事になってしまった。
何にせよ、5G。楽しみですよね。
出先でも、手元で月ちゃんのライブが見られる未来を待ってます。